日本皮膚科学会キャリア支援

日々の戦略的思考日々の戦略的思考

中部支部 2019.10.5(土)15:20〜17:00

キャリアデザイン講座

キャリアデザイン講座今回の中部メンター&メンティーの会は前回までの企画とは趣を変え、テーマを「未来設計図」として、若手・ベテランに関わらず参加した各個人がこれからの自分のキャリアをどう充実させるべきか、そのために何かを行うべきかについて内省する機会を持つこととしました。講師にこの分野で有名な広島大学医学部附属医学教育センター教 授の蓮沼直子先生をお迎えし、キャリアに関するミニレクチャーを行い、その後ワークショップ形式で一人ひとりが自分のキャリアについて検討を加えました。
レクチャーでは、医師のキャリアは山登りのようにはいかないことが多く、実際には医局の都合であったり、上司の意向であったり、家族の状況などによってその場でキャリアに関する重大な選択に迫られる「波乗り型キャリア」が多いこと、この中で柔軟な発想をもって、思わぬ環境におかれた時でも目標に沿った活動や、自分が医師としてどう対応すべきかを考えていくべきで あることが説明されました。
そして過去から歩んできたキャリアを振り返り、まずは1年後のゴールを設定すべく、ワークショップを進めました。
キャリアデザイン講座そしてさらに最終ゴールを達成するための必要な条件として、最終ゴールを3×3の正方形のマス目の中心におき、その周囲にそのゴール達成するためにどのような要素が必要か考える「センター 9」のワークショップを進めました。
そしてゴールを達成するための障壁を考え、その障壁を乗り越えるためにどうするのが良いのかを記入しました。最後に具体的にいつ何をどこまで達成するのかを、「明日」「1か月後」「半年後」「1年後」などと記入を行いました。
会の結びにワーキング委員を含む参加者全員が1年後の「ゴール」を発表・ 宣言して盛況のうちに今回のワークショップは閉会となりました。
若手の先生方からは「とりあえず皮膚科専門医を取得する」ことをゴールに頑張ろうとされていた人が多かっ たように思います。キャリアのゴールはその時々によって変化すると思います。「専門医取得」はある1つの 「ゴール」ですが、同時に「スタート」でもあります。今回のワークショップをきっかけに何か参加者全員が良いキャリアを送れるようワーキンググループ一同祈念する次第です。

メンティーからの声

京都大学勝尾公祐

軽い気持ちで参加しましたが、自分の今後について考え直すよい機会になりました。セッショ ンで「大谷翔平選手の目標達成シート」 を書いたのですが、紙に書くことで思考が整理されて スッキリしました。普段生活をしているとすぐに目の前の仕事や人間関係に忙殺されがちです が、たまには俯瞰して将来のことも考えて自分を方向づけられるとよいと思いました。 貴重な機会を作っていただいたキャ リア支援委員会の方々に感謝申し上げます。

富山大学学術研究部医学系皮膚科学講座三澤 恵

キャリアデザイン講座に参加するまでは、日常に忙殺され自分自身のことを改めて顧みるという ことをあまりしてきませんでした。 蓮沼先生がお話しされた環境に左右されがちな「波乗り型 キャリア」はまさに自分自身のことだと感じました。会の中で考えた「1 年後のゴール」に向け て、今、着実に進んでいるかといわれるとなかなか難しい部分もあります。 しかし、今回この会に参加し、自分自身のことをゆっくり振り返り、客観的に分析する時間を 持てたということ自体が大いに有益であったと感じています。

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