日本皮膚科学会キャリア支援

日々の戦略的思考日々の戦略的思考

東京・東部支部 2019.11.16(土) 17:30~19:00

皮膚科医の社会的役割について考える

皮膚科医の社会的役割について考える今回の企画は、皮膚科医としてどのように社会に貢献していくか、より良い人生を送るためにも、「皮膚科医の社会的役割について考える」をテーマに皆で考える機会としました。
講師にご開業後も精力的にご活躍されている浅井俊弥 先生をお迎えして「極存在感〜皮膚科開業医が担うべき役割とは〜」というタイトルでご講演をいただきました。
ご講演では、大学・病院勤務医として臨床経験を積むこと、浅井先生の恩師の格言「診断とは病名をつけることではない」「治療とは病気をなおすことではない」というメッセージが送られました。また、開業医として地域包括ケアの中で皮膚科開業医が担うべき役割につきご紹介いただきました。具体的には在宅医療に関わること、かかりつけ医機能をもつこと、遠隔診療を行うこと。帯状疱疹予防接種の公費助成や専門領域加算を含めて、開業医としてできることをやるとの心がけ、志の高さに大変感銘を受けました。
皮膚科医の社会的役割について考える蓮沼直子先生ご講演「良好な関係を築くためのコミュニケーション術〜アンガーマネジメントのその先、アサーティブ・コミュニケーションを学ぶ〜」アンガーマネジメントとはアンガー(怒り)、マネジメント(後悔しないこと)のことで怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らないようにすること。 カチンときても6秒は待つこと!クールダウン、水を飲む、自分自身と会話、頭の中を真っ白にするなど工夫が必要であること。アサーティブとは自分も相手も尊重し大切にすること。伝え方には自分の意見・気持ちを確かめる、(案外難しいのですが)自分の気持ちを正直に言語化する、提案は具体的に述べることなどを含めて、すべて大変興味深いものでした。

メンティーからの声

北海道大学宮本航大

メンターが広島大学の秀教授でしたが、とても気さくに接していただきました。他大学の教授と話す機会は大変貴重であり、ここぞとばかりに様々な話題について話させていただきました。常識に対し、常に疑問を持つという姿勢が大事だとおっしゃっていたことが印象に残っています。普段の診療や業務について漠然と過ごしていましたが、 将来や物事の考え方、日々の仕事に対する姿勢について一度立ち止まって考える良い機会となりました。

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