日本皮膚科学会キャリア支援

第89回 東京支部学術大会キャリア支援委員会企画
メンター&メンティー相談会

「迷いを力に、自分らしいキャリアの歩き方」
~不安や悩みを希望に変えるキャリアの道しるべ~

キャリア支援委員会では、若手皮膚科医のキャリア形成を応援するために、各支部大会で趣向を凝らした企画を実施しています。
医療業界は、医師不足や働き方改革などにより、依然として先行き不透明な状況が続いています。しかし、そんな中でも明日の働き方を前向きに描くためのヒントを見つけていただきたいとの思いから、今年の東京支部では「迷いを力に、自分らしいキャリアの歩き方」をテーマに今回の企画を立案しました。
迷いや不安を抱える方も、今の働き方をもっと充実させたい方も、自分らしいキャリアを描くきっかけとしていただけるはずです。

第1 部 講演の部


第1部では、2名の先生方から講演をいただきます。医局の現実、そして皮膚科医としての働き方――どちらも避けて通れないテーマを、現場を熟知した先生方が熱く語ります。

1)「医局崩壊は防げるか!?健全な組織運営のために医局が思い出さねばならないこと」
中捨 克輝(独立行政法人国立病院機構埼玉病院 皮膚科部長)
日臨皮からの刺客(?)です。中堅皮膚科医が次々と離職するのは、20年以上解決されないキャリア問題に失望した必然の結果です。キャリア支援委員会でも長年尽力されていると思いますが、アカデミアに偏りすぎ、ついていけないとの声が少なくありません。このままでは人材が美容や他科に流出し、医局崩壊は現実のものとなります。問題の直視と真摯な改善、日皮と日臨皮が手を取り合い、フェアで魅力ある職場を再構築することが求められています。日臨皮のアンケートと私の経験を踏まえ、問題を共有し提言します。

2)「皮膚科医二刀流―勤務医と開業医、ともに前向きに働くため必要なこと」
堺 則康(東京医科大学病院 准教授)
皮膚科医としていかに働くかについて悩む先生は多いのではないでしょうか。大学病院や総合病院での勤務医としての働き方ややりがい、病院―診療所間の連携、そして開業医としての苦労や喜び。勤務医と開業医、両方の行ったり来たりを経験した立場から、勤務医と開業医の相違点と共通点を俯瞰し、皮膚科医全員が前向きに働き続けられるための考え方・視点を、私なりの経験からお話ししたいと思います。

第2部 相談会の部(要申込)


第2部では、これまでと同様に相談会を開催いたします。進路やキャリア、日常診療、仕事と家庭の両立など、若い医師の皆さまが抱える悩みに対して、人生と仕事の先輩である皮膚科専門医・指導医がメンターとして相談に応じる機会を提供いたします。ぜひお気軽にご参加ください♪
なお、相談会は事前申込みが必要です。以下のメンティー申込フォームよりお申し込みください。原則として現地開催ですが、ご希望に応じてオンライン参加も承ります。



東京支部M&M 相談会企画WG


梅垣知子(東京女子医大足立医療センター)、
高村さおり(埼玉医大総合医療センター)、葉山惟大(日本大板橋病院)、
吉崎麻子(東京大)、渡邊友也(横浜市立大)

日時
2025年11月15日(土)16:30~18:30
会場
京王プラザホテル 42F 高尾
申込締切
2025年10月31日(金)