日本皮膚科学会キャリア支援

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群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学 臨床も研究も全力で頑張り、医局員みんなが互いを思う、愛にあふれた医局
群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学
群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学 群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学 群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学
  • 他の病院と違うところ、特徴を教えてください。
  • 2020年より茂木精一郎先生が教授に就任し、 約2年が経過しました。
    先代の先生方からの素晴らしい伝統を引き継いで、臨床も研究も高みを目指して、みんなで力を合わせて全力で頑張っています。県内外からありとあらゆる皮膚疾患症例が集まります。膠原病もしっかり診る方針を引き継いでおり、かなり歯ごたえのある研修ができます。強皮症、皮膚筋炎、SLE、アトピー性皮膚炎、乾癬、水疱症、腫瘍など豊富な専門外来(現在、15種類)があり、これほど多くの専門外来を有する大学病院は数多くありません。県内外に数多くの関連病院があり研修施設も充実しています。海外留学生の研究指導にも力を入れており、国際色豊かな研究室になっています。
群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学
  • 働いている職員の雰囲気やモチベーションについて教えてください。
  • 比較的若いメンバーで構成されているため、上下ともに親近感があり仲が良く、連携の取りやすい仕事環境となっています。若手医局員からは、「一 人一人に合わせた活躍の場を与えてもらえる。それが楽しさややりがいにつながっている。新しいことの提案や、悩ましい症例を相談しやすい」「仕事を通じて成長し、やりたいことをやらせてもらえる」との意見が寄せられました。
    互いにカバーしあう気持ちが半端なく、産休・育休、時短復帰、自身や子どもの体調不良時の休み・代診などを当たり前にできる環境があります。子育てをしながら臨床も研究も目いっぱい楽しめて、子育てと仕事との相乗効果が期待できます。
群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学
  • 5年後10年後、どういう医局になりたいと考えていますか。
  • 群馬大学は県内唯一の大学病院であり、あらゆる重症疾患が紹介される「最後の砦」となります。そのことから、一部の皮膚疾患だけではなく、全ての皮膚疾患、さらには関連する内科・外科的症状に対しても対応できる能力が教室全体として必要です。従って、強皮症や皮膚筋炎などの膠原病や重症薬疹、皮膚悪性腫瘍など生命に関わる重症疾患を治療することのできる皮膚科医を育成することを目指して若手を指導していきたいと思います。
    しかし、重症疾患だけではなく、皮膚に関わる全ての分野に領域を拡大していき、慢性皮膚疾患、遺伝性皮膚疾患、皮膚病理、美容皮膚科なども含めた様々な領域の専門性を持った皮膚科医が揃った多様性のあるチームになりたいと考えています。「群馬大学で診療、研究したい」と考えていただけるような魅力ある教室を目指します。

患者さんの治療に還元できる成果をあげること

群馬大学皮膚科は「臨床も研究も高みを目指して全力で頑張り、医局員みんなが互いを思う、愛にあふれた医局」です。皮膚アレルギー・ 炎症性疾患・自己免疫性疾患や膠原病に代表される「内科的皮膚疾患」と良性・悪性腫瘍の切除、再建、化学療法を含めた「外科的皮膚疾患」の両方をバランスよく診療しているため、様々な分野でより専門的な知識や技術を習得し、サブスペシャリティーにすることが可能です。入院数、病床数も国内で上位に入っております。外来回診、病棟回診、 病理組織カンファレンスを毎週定期的に行っており、診断・治療に対する十分な意見交換、勉強をすることができます。また、研修医に対して指導医による皮膚科セミナー(講義)を定期的に行っており、診断能力の向上に努めています。当科では、これらの充実したプログラムを研修することが可能です。

研究においては、日常診療で出会った症例を大事にして、臨床の中 で感じた疑問点や問題を解明したいという熱い思いを持って取り組んでいます。少しでも患者さんの治療に還元できる成果をあげることを目標としています。大学院に進学した場合、十分な時間を研究に充てることができます。臨床研究も積極的に取り組んでおり、若手の先生が臨床業務を行いながら臨床研究に従事できるように指導しています。
女性医師が多く、みんな活躍しています。産休や育休も含めてみんなで協力しフレキシブルに働くことができる環境が整っており、キャリアも家庭も両立させたい方にはもってこいの医局です。2022年度には9人の入局者があり、医局内のレクリエーションも充実し、新たな若い力によって医局がさらに活性化しています!
当科の活動はホームページやFacebookで是非ご覧ください。

医局詳細  https://dermatol-h.dept.med.gunma-u.ac.jp/
若い人がより大きく育ち、自分の力を最大限伸ばせる活気ある発展的な教室
  • 他の病院と違うところ、特徴を教えてください。
  • 名古屋市立大学皮膚科は、約60名の医局員で構成され、18の常勤関連病院を有します。大学には、24名の常勤医師が在籍しています。2021年4月に2つの病院(名古屋市立大学医学部附属東部・西部医療センター)を大学病院化し、名古屋市内に1800床を有する名古屋市立大学病院群となりました。皮膚科としては、全国でも有数の病床数(23床)を持ち、2つのチーム(A:腫瘍・感染症、B:炎症性疾患・皮膚リンパ腫)に分かれて、専門性の高い医療を提供しています。 教授の専門である光線療法では、多数の照射機器があり、乾癬、掌蹠膿疱症をはじめとする難治性皮膚疾患の患者さんが多数訪れます。准教授の専門である悪性腫瘍・皮膚外科では、月に70件程度の手術を行っています。
  • 働いている職員の雰囲気やモチベーションについて教えてください。
  • 名古屋市立大学病院皮膚科は、若い医師が多く、とても活気があります。 また、疑問に思ったことは、すぐに相談ができる風通しの良い、仲の良い雰囲気です。女性医師が多数所属し、それぞれのライフステージは異なりますが、どのステージであっても、意欲を持って働くことができます。また、それぞれの状況を理解し、当たり前に助け合うことができ、安心してのびのびと働くことができます。
    専門医の取得はスムーズで、1回目での合格率95%です。しかも、専門医の取得だけを目標にすることはなく、そこからさらなる診療力の向上を目指していきます。
  • 5年後10年後、どういう医局になりたいと考えていますか。
  • 20年前を振り返れば、医局員は大学内外で二十数名程度であり、多くの常勤病院は1名赴任でした。若手を育成、起用することで、診療でも研究でも大きく伸びてきたと思います。その根本(理念)は、若手がのびのびと力強く育つこと、自分の力を最大限に伸ばすこと。この理念は変わらず、今後5年、そして10年後のこの医局を育てるでしょう。 持続可能と捉えれば、多様感(ダイバーシティー)を持つことで、この先も、最先端の診療、地域医療、教育、さらには、世界に羽ばたく研究もサポートできるのではないかと思います。ゼロサム社会では、この多様感こそが、最大の力になるでしょう。

圧倒的な臨床力を持つ先生方のレクチャーが魅力

皮膚科の面白さは、見た目から診断ができるところだと感じています。例えば、皮疹をみて、内科疾患を予想したり、患者さんの生活習慣を予想したり、さらには今まで行ってきた治療までも予想することができます。しかし、当たり前ですが、それができるようになるのは、 簡単なことではありません。皮疹をみて鑑別疾患を予想でき、的確な問診が行えること、皮疹から病理組織が想像できるようになることが 必要不可欠です。そのためには、熱意のある先生方の教育、十分な経験が必須ですが、名古屋市立大学皮膚科では、森田教授をはじめ、圧倒的な臨床力を持つ先生方のレクチャーを受けることができます。毎週水曜の臨床カンファレンスは、教授の担当で、若手医師が一見診断と鑑別診断を答え、皮膚科疾患の皮疹からみた疾患アプローチを勉強して、全員参加の病理カンファレンスが行われ、診療のフィードバック、治療方法の再確認を行います。関連病院との年4回開催のオンラインでの関連病院勉強会も行っています。

臨床を行っている医師であれば、誰しも圧倒的な臨床力を身につけたいと望むことでしょう。
熱意ある先輩方の指導、臨床を一歩上から見ることができるようになるための研究があり、いつの間にか自然にそれを身につけることができます。 ぜひ、私たちと一緒に皮膚科を学びましょう。

医局詳細  https://nagoya-cu-dermatology.jp/