日本皮膚科学会キャリア支援

大塚 篤司先生

大塚 篤司先生のコレ !

近畿大学医学部皮膚科学教室 主任教授

教えて! マジカルドクター

教えて! マジカルドクター
病気のこと、お医者さんのこと

著者:大塚篤司

2021年心に残った書籍や音楽を紹介してくださいと依頼が来れば、たいてい、その年のヒット作や思い出がある作品を紹介するだろう。したがって、自分の書籍を紹介するというのはどうも空気が読めない人間のようで憚られる。が、そう思われたとしてもしょうがない と思うくらい紹介したいのが自著「教えて!マジカルドクター」だ。
この本を宣伝して重版したいわけではない。いや、重版出来も嬉しいのだが、注目してほしいのは帯。帯です。
ぼくは学生時代から糸井重里さんのファンで、糸井さんが主催するインターネットサイト「ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)」を20年ほど愛 読している。糸井さんの言葉に感銘 を受けたり、対談を読んで深く考え たり、新しい哲学に触れるきっかけ となったのが糸井さんだ。自分的には、大好きなB’zと同じくらい神のような存在なのである。実はとあるトークイベントで糸井さんとお会い する機会があり、ご飯をご一緒することとなった。それから、ご縁があって「ほぼ日」でのお仕事をいただいたり、「ほぼ日の學校」という授業にも講師として参加させていただいた。学生時代には想像もつかなかった「糸井さんとお仕事をする」機会をもらい舞い上がった。その夢の続きがこの本の帯だ。もう、学生時代にタイムスリップして自分に伝えたいくらいだ。「辛くても仕事を頑張ればお前には良いことがある。ふふふ」と。帯を見て、いまでも嬉しくてニヤニヤしてしまう。
何度かご飯をご一緒させていただいたが、あんな大御所なのに謙虚でユーモアあふれる偉大なお方だ。そんな糸井さん、推薦文をなんと3つ書いてくださり、どれでもご自由にお使いくださいとのこと。ちなみに糸井さんのコピーは1本1000万円と言われている。3本で3000万?ひぇー。 もちろん自分にはそんなお金がないので、値段ではなくご縁で書いていただいたものである。ぼくにとっては思い出の一冊、というか思い出の帯である。