日本皮膚科学会キャリア支援

中部支部

自分と人を活かす働き方と組織について

徳倉康之先生(NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、ファミーリエ代表取締役社長)

2018年10月27日(土) 17:30~19:00
大阪国際会議場1102(大阪市)

講師にご自身の奥様も医師であられる徳倉康之先生をお迎えしてご講演いただいた。

目的:今までの日本の社会では目標達成型の会社や組織が多く、それぞれ個人の優先順位を活かしたようなマネイジメントができてい ない。医師の世界でいう、目標達成型というのは、例えば、患者のニーズに答えていくとどんどんハードルが高くなり、仕事が続けられなくなっていく。今回の講演でその点をどうしたらいいか、アプロー チしていきたい

・これまでの背景や今後必要となる働き方改革
女性の働き方に対する意識を変えるだけでは不十分で上層部の意 識をかえないといけない。今後人事戦略として、働き方をかえるような組織には人が集まる。 女性医師の活動率の差→子育て世代の活動率が下がる。(20代後半か〜40代前半)
①共働き世代が増えている。経済的に男性の賃金が下がり、女性の賃金が上がる。
②夫婦で仕事と家庭の両立世代(中学・高校の家庭科の必須化と関連)→イクメン

(問1)
様々な背景から人材の多様化が加速。ワークライフマネージメントが必要な時代になっている。育児や介護で時間的制約がある人をどうするか?

(対応)
①1つのチームとしてまわしていかないとまわらない。どういうマネイジメントを行っていくかは前例がない。どういう風に個やチームでの医療を提供する必要があるか?
②制約職員の働き方---介護をしている人だけとか、育児をしている人だけとか、限定してはダメ。そうすると周りから不満が出てくる。そのためにはどうするか?個々の制約に対して、的確な業務分担の指示が必要。
③「受け止める」作業ができるかが大切。今までは0か100だったので、人がやめていっていた。これからは組織や地域が生き残る働き方が必要。

(問2)
どのような組織づくりを目指せばよいのか?

今いる人を辞めさせない仕組みを作ることが重要である。その為には、賃金ベースだけではなく、「やりがい」「働きやすさ」重視、離職を防ぐことができる、新しい人を雇い入れるなどの改革が必要であり、なによりも今いる人を辞めさせない仕組みを作るが重要である。また、孤立させないこと、相談できる場所があるのも大切であり、人を辞めさせないこと、相談できる体制、女性医師の数 ----働き方改革をやらない組織はつぶれる。人がいないところで無理をすると不正が起きる。多様な国線があるのが重要だということで講演が終了となった。