日本皮膚科学会キャリア支援

Clinical Dermatology Leadership Seminar 2019
開催リポート

Clinical Dermatology Leadership Seminar 2019 spin-off企画
皮膚エコーBASIC講座

Clinical Dermatology Leadership Seminar

2019年10月26-27日、リーダーシップセミナーから名称を変更しプログラムをさらに発展させたClinical Dermatology Leadership Seminar 2019 (以下、CDLS2019)が中島沙恵子先生(京都大学)を実行委員長として都市センターホテル(東京都、千代田区)で開催された。

皮膚エコーBASIC講座

CDLS2019に先立ち、スピンオフ企画として、エコー機器の基本的な操作を学ぶ「皮膚エコーBASIC講座」(講師:安部啓介、株式会社ケーズメディカル代表)を開催した。エコー機器を実際に使用し関節の観察や血流を測定するなどの実習を行った。

Clinical Dermatology Leadership Seminar 2019

天谷雅行先生 島田眞路先生

CDLS2019本会が正午から始まった。理事長の天谷雅行先生や前理事長の島田眞路先生も駆けつけてくださり、それぞれご挨拶を頂いた。天谷先生の「ここぞの時には120%の力で」とのお言葉に続き、キャリア支援委員会委員長である青山裕美先生の「120%の力でセミナーを頑張りましょう」との掛け声でさあスタート!

中島沙恵子先生 東裕子先生

(左)実行委員長の中島沙恵子先生。
(右)東裕子先生による今回のセミナーの目標の説明。

戸倉新樹先生

副理事長の戸倉新樹先生によるご講演。戸倉先生ご自身の皮膚科ヒストリーを参加者も熱心に聞き入ってました。

皮膚科にまつわるトーク

東京大学附属病院アレルギーリウマチ内科の住友秀次先生による関節エコーのハンズオンセミナー(協賛:GEヘルスケアジャパン)。参加者同士で関節を見合うなど、大変盛り上がった企画となった。

臨床研究デザイン講座

臨床研究デザイン講座(座長:峠岡理沙先生、講師:鷲尾健先生)では、各班で選んだCQを解決するために、どのように臨床研究をデザインすればよいかを学びました。最後の各班の発表には統計の専門家:手良向聡先生によるコメントとフロアーからの鋭い質疑で会場は大盛況。

林宏明先生

CDLSでの初企画。臨床でも研究でも、以前発表したポスターでもOK、名刺代わりにポスターが今回の参加条件で企画したポスターセッション(座長:林宏明先生)。かなり盛り上がった為、時間を延長した程。

茂木精一郎先生

茂木精一郎先生による「臨床の?を!にしよう!」という実体験に基づいた講演。参加者からは「モチベーションがあがった」という声や、「茂木先生の1/4くらいを目指してがんばりたい」という声も(笑)

2日目は、石川武子先生による「やる気にさせる指導法」からスタート。 部下や後輩との接し方や指導の仕方について、実体験を交えた講演で、参加者もなるほどという顔。

アンガーマネジメント

蓮沼直子先生による「アンガーマネジメント」。カチンときても、6秒は待つようにします。今後気をつけます。。。 アンガーマネジメントに引き続き、怒りをいかに解消し、和解に向けていくを学ぶ岸部麻里先生による「コンフリクトマネジメント」。ロールプレイも交えて学びました。

ラパマイシンゲル製品化への道のり

金田眞理先生による「ラパマイシンゲル製品化への道のり」の講演。製品化にこぎつけるまでには大変なご苦労があったことなどをお話いただきました。

セミナーの締めくくりは、蓮沼先生による「未来年表」を作成するワークショップ。5年後の未来の目標に向けて、具体的に明日からやる事は何かを考えました。実際に文字にするとすごく難しい。。。参加者一人ひとりが宣言をして盛況のうちに閉会となりました。

集合写真